一冊の雑誌が出来るまでにかかる時間や労力

雑誌を読んだことがない、そんな人はほぼいないのではないでしょうか。
世の中には様々な雑誌が存在しています。
ではこれだけ、世の中に当たり前のように存在する雑誌は、いつから私たちの身近に存在していたのでしょう。
日本で初めて雑誌が発行されたのは、1867年といわれています。
時代は幕末です。
徳川幕府が大政奉還で政権を朝廷に返還した世の中が混沌としていた頃に発行されているのです。
今では、私たちの好奇心を刺激する内容を多く網羅するのが雑誌と思われていますが、当時の雑誌も主旨としてはそれほど変わらなかったようです。
当時の雑誌は外国で流行っていた雑誌を真似て、社会情勢や自然科学、哲学などの知識を盛り込んだものであり、この発行には様々なフィールドの学者が関わっていました。洋学者の柳川春三をはじめ、政治家の神田孝平、農学者田中芳男、技術者宇都宮三郎と、様々なフィールドに精通した学者が最初の雑誌作成に関わっていたのです。
つまり、当時から雑誌は私たち読む側の知的好奇心を刺激する書物として世間に登場していたということになります。
今でも様々な雑誌が発行されています。
例えばファッション雑誌。
様々な世代の男女に向けてファッション雑誌だけでも数多の雑誌が存在します。
また釣りやスポーツなど、趣味を楽しむための雑誌も多数あるほどです。
そして雑誌は商業誌以外に、個人のサークルで取引されるような個人作成のものも存在します。
雑誌を作るのに、どのくらいの時間と労力がかかるのか。
こちらではそんな雑誌作りの時間と労力についてご紹介します。